カテゴリ: 長谷川の私生活

winny
『コンフィデンスマンJP』のボクちゃんこと東出昌大主演の映画『Winny』を観た。
昨日観た『ロストケア』といい私はやはり社会派の映画が好きですね。

きっかけは中田敦彦のYoutube大学です。
https://youtu.be/c0LelF0AmJ8

主人公はファイル共有ソフト『Winny』の開発者である金子勇氏。著作権違反幇助の疑いで2004年に逮捕され、1審で罰金150万円の有罪、2審で控訴し無罪、2011年に最高裁で上告棄却で無罪確定という実話を基にした物語です。金子さんは無罪確定1年半後の2013年に急性心筋梗塞で43歳の若さで亡くなりました。

金子さんは、東京大学大学院情報理工学系研究科の特任助手を務めており、子どもの頃からプログラミングが大好きで、その才能も、本来なら2年かかるようなプログラミングを2日で作ってしまう天才だったそうです。逮捕されてから、金子さんを支援する大勢の人たちが裁判費用などを寄付しようと集まったお金がなんと1600万円。そのおかげで保釈されることもできました。

逮捕されてから無罪確定まで約7年間プログラミングに携わることができませんでした。そしてようやく無罪となり仕事に復帰できてから1年半で他界。日本のIT業界にとってもかけがえのない人を失ってしまった損失は計り知れないと思います。

とはいえ、最高裁で無罪確定となったことに、この国の正義はまだ死んではいなかったと思うことができ、救われた気がします。

ロストケア
映画館で映画『ロストケア』を観た。
被疑者斬波氏(松山ケンイチ)と検事大友氏(長澤まさみ)の緊迫した言葉のバトル。

激しい認知症を持つ親の介護でヘトヘトに疲れ果て、家庭は荒び、崩壊寸前の状況の中で、「心優しい」介護士の斬波氏が、真夜中に家に忍び込み要介護老人の殺人を繰り返す。そうしてようやく迎える平穏な家庭。

家族介護の壮絶な状況、個人が行き詰まった状態でも「自己責任」と行政や政治が手を差し伸べない社会問題、命の尊さとは何か、とても深く考えさせられる社会派の映画でした。

「人の命の尊さ」や「社会正義」「法律」を盾に斬波氏を論破しようとする検事の大友氏。しかし、斬波氏は、自分がやったことは「殺人」ではなく「救い」だと淡々と語る。

仕事柄、命の尊厳について考えることは多い。
相模原事件も衝撃だった。

自分の価値観で他人を殺めるのは、人間の命に優劣をつける優生思想にも繋がりかねない。そんな瀬戸際のところをテーマにしたこの映画は、本当に勇気ある作品だと思う。

前田監督が原作本を読んで映画化を思い立ち、脚本は4年がかりで第23稿まで行って、企画から10年以上かけてようやく完成した映画である。松山ケンイチと長澤まさみの緊迫したバトルは、さすが実力派俳優。

現代社会に家族のあり方と人の尊厳の意味を問いかける衝撃の感動作でした。
少子高齢化社会の中で、今後益々重要なテーマになると思う。

今日は母の誕生日祝い。
昭和6年5月3日生まれの母は、本日92歳になりました。
認知もなく、背筋もシャキッとしていて、大きな声で滑舌も良く、本当に若々しい!
今日は、妹夫妻と5人で母のさらなる長寿を願い楽しくお祝いをしました。
母誕生祝い3

去る4月22日(土)から本日24日(月)まで、2泊3日で千葉のお寺に修行に行って参りました。
千葉県の五井駅から車で約1時間。
自然豊かな山間にある日蓮宗の妙厳寺に行きました。
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⇧本堂

今回の修行に参加した人は男性12名女性10名の合計22名。
年齢層は30代から70代まで様々で、実家がお寺の人、仏教にとても関心のある人、私のように人間力を磨きたいと思って参加した人など、動機やきっかけも様々でした。

私は、会社経営者として、「社長」という肩書きで社員の皆さんを引っ張るのではなく、人間力、人としての魅力や生き様で、社員の皆さんが自らの意志で長谷川さんのもとで頑張りたいと思っていただけるような人間になりたいと思っています。しかしながら、現実は、まだまだ人間的に未熟で成長しないといけないと痛感しています。

そんな思いを持つ中で、京セラの会長であった稲盛和夫さんの著書で、ご自身が60代で仏教の修行を行い、65歳で得度したと知りました。それを読んで、私も、仏教の修行をして成長したいと思っておりました。そこで、今回、修行に参加しました。

朝6時起床、本堂で読経、庭で体操、中作務(本堂や廊下、トイレ、洗面所などの清掃)、朝食、住職や講師による講話、昼食、講話、外作務(庭の草取り、薪割りなど)、講話、読経、夕食、入浴、22時就寝。
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⇧道場

読経、食事、講話の時間は常に正座で、読経では大きな声で経本を読みます。

また、講話では、「仏教とは」「利他の心(慈悲心)」「自然の営み」「働くとは」「宗派の違い」「食事や生活の作法」「人の生き方」などについての住職や講師のお話を聞きとても勉強になります。

3日間があっという間に過ぎました。
正座で足が痛くて大変でしたが、終わった後の爽快感はなんとも言えない心地よさでした。

次回は、6月に臨済宗のお寺で修行をします。
在家得度を目指して頑張ります。

4月2日は、妻の誕生日ということで、今日は、友だちと私たちの4人でお誕生祝いをしました。
お友だちは、ロンドン在住の比較教育学博士の深野利恵子先生と公益財団法人つなぐいのち基金代表理事の鵜居由記衣さん。おふたりとも私たち夫婦と10年来のお友だちです。

コロナでなかなかお会いできないお二人でしたが、数年ぶりにお会いし、楽しい会話に花が咲きました。
誕生日
1680508927993
1680508921100
【2019年、深野先生、鵜居さんと知的障害者を受け入れているヨーロッパ諸国の大学を視察】
コンプルテンセ大学
マドリード自治大学
ボローズ大学


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